オーストラリアで偶然辿り着いた宿が元刑務所だった件
オーストラリアの主要都市、メルボルンンとアデレードのちょうど中間地点に
マウント・ガンビアという町がある。
ここでの見所はブルーレイクという、その名の通り青い湖だ。
これがまたシンプルな名前から想像する以上の鮮やかさで
目の覚めるような、空よりも青い。
この青の正体は、湖の中に蓄積された石灰石の中に青色を強く反射する物質が含まれており、空の青さを反射しているからだという。
更には、季節によって青色が変化するのだとか。
11月から2月頃(南半球では夏)がもっとも鮮やかなブルーがみられるそうだ。
ちなみに私が訪れたのは2月の半ばであった。
このさわやかな湖を後にして、行き当たりばったり辿り着いた宿は
元刑務所というバックパッカーだった。
重々しい門をくぐると中は更に頑丈な塀に囲まれており、建物がいくつかの棟に分かれている。
小さな教会、宿泊棟、談話室、キッチンがあった。
建物内のいたるところに受刑者の説明や、
ご丁寧にも服役中に自殺した受刑者の名前まで記されている。
夜中に一人でトイレに行けるかどうか心配になる。
肝心な宿泊部屋はというと、なんともこぎれいで
拍子抜けする程さっぱりしていた。
しかし中には窓がまったく無い、Cellと呼ばれる独房タイプの部屋もあり、
より監獄気分を味わえるようだ。興味のある方はぜひ。