放浪の向こう側 Another World

海外放浪記/洋楽翻訳/個人コラム

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オーストラリア初めてのOutback 赤土のオフロードへ

前回からの続き ジンベイザメと泳ぐ旅で出会った台湾人。 彼らの次の目的地は私がぼんやりと願っていた場所カリジニ国立公園だった。 ここから初めてのOutbackの旅が始まる。道中はこれぞまさしくオーストラリアの砂漠といった、地球の果てのような乾いた赤…

オーストラリア ジンベイザメと泳ぐ旅

それはシドニーのシティでくすぶっていた時のこと。 ふと手帳を開くと、オーストラリアでやりたいことリストに 「ジンベイザメと泳ぐ」という走り書きを目にする。 自分では書いたことをすっかり忘れていたが、 その時、直感で「よし、ここに行こう!」と決…

洋楽の和訳 Perfect Day - Lou Leed - 美しい陰鬱ロック

Lou Leed ルー・リード (1942-2013) アメリカニューヨーク州ブルックリン出身のミュージシャン。 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのボーカル兼ギタリスト。その後1970年に脱退してからはソロ活動を行う。 前衛性とポップさを兼ね備えた斬新かつ挑戦的な…

奇跡の洋食屋さん 

そのお店は、駅に隣接した店舗で3階にある。 店舗というか、実は百貨店でありながらも 3階にはこの洋食屋さんのみで、他のテナントは随分前に撤退してしまったようだ。 ガランとしたスペースの奥に、こじんまりと構えているこのお店。 懐かしの食品サンプル…

アシュタンガヨガとの出会い

アシュタンガヨガ始めました。 昔、南インドを旅した時に撮った写真 この時はまだ南インドにアシュタンガヨガの聖地があるとは全く知らなかった アシュタンガヨガとは、 シュリ・K・パタビジョイス(1915~2009)によって構築された、 流れの中で動作と呼吸を…

ブランキージェットシティをこよなく愛していた15歳の自分が、三十路手前になった自分を導いた話

「僕の心を取り戻すために」会社を辞めた Blankey Jet City 僕の心を取り戻すために 大学を卒業後、英語を使った仕事をしたいという漠然とした動機で 地元企業に就職した。 将来のビジョンなんて、とくに持ち合わせていなかった。 アメリカ留学から帰国した…

ヨガ 本当の目覚め

ヨガと初めて出会ったのは、もう10年近く前のことだ。 OLになって間もない頃、アフターファイブの習い事の代名詞とも言える ヨガ教室に通い始めた。 その当時からホットヨガ、岩盤ヨガなど、エクササイズ感覚のヨガが OL界では人気の習い事だった。 好奇心旺…

Spontaneousに生きる  開かれた世界で 旅人同士の人間関係

DarwinのMindi beachにて オランダ・アメリカ・オーストリアからの旅人たちと 私の好きな英語の単語で、spontaneous (スポンティニアス)という言葉がある。 外側からの強制的な力が加わっていない、自然発生的なという意味なのだが 心おもむくまま流れるよ…

洋楽翻訳 Good Riddance (Time of Your Life) -Green Day-

Green Day のGood Riddance (Time of Your Life) しみじみと噛みしめるたび元気が出てくる。 良い意味で万人受けする曲だと思います。 さくっと翻訳しました。 Another turning point, a fork stuck in the road 新しい折り返し地点に来たとき、道の真ん中に…

オーストラリアで偶然辿り着いた宿が元刑務所だった件

オーストラリアの主要都市、メルボルンンとアデレードのちょうど中間地点に マウント・ガンビアという町がある。 ここでの見所はブルーレイクという、その名の通り青い湖だ。 これがまたシンプルな名前から想像する以上の鮮やかさで 目の覚めるような、空よ…

より詩的な洋楽の和訳 「The Rose」Bette Midler  

言わずと知れた、ベット・ミドラーの名曲「The Rose」です。 初めてこの曲を聞いた時の感動を表現するために より詩的に和訳してみました。 Some say love, it is a river, that drowns the tender reed ある人はこう言うだろう 愛とは、か弱い葦(あし)のよ…

オーストラリアでエビ漁船に乗った話 現代版フォレスト・ガンプの世界

それは私がワーホリでオーストラリアに来て、3ヶ月程経った時のことである。 ラウンドに出発してまもない頃に体験した仕事だ。 (ここで言うラウンドとは、一か所に留まらずオーストラリア全土を旅するという意味) 舞台は偶然降り立った、カナーボンという小…

海外逃避の効能 その内省性~やや抽象的な考察~

振り返れば、今から約4年前ー。 漠然とした人生に対する憤り感により、それまで勤めていた会社を辞めた。 生活を一変させるための冒険ということで、目的地はオーストラリアだ。 働きながら海外を放浪できるという夢のようなワーキングホリデー(ワーホリ)…

はじめましてのプロローグ

土埃舞うオフロード 西オーストラリアにて、国立公園に向かう途中 社会の枠組みから外れること早4年。 その間、ワーキングホリデーという名の海外放浪を3年。 向かった先は南半球、オーストラリアとニュージーランド。 そこで見たものは、シンプルで風通し…